このバッグの基本デザインと仕様は、ブロンプトン純正のSタイプのフレームを使用してバッグを取り付ける構造になっています。この純正フレームを使用してバッグを作るとバッグの左右が420mm以上になり、バッグがあまりにも大きく見えてしまいます。小旅行など荷物が多い時にはやむを得ないのですが、ブロンプトンマニアの私は普段でも頻繁にブロンプトンを使っています。が、普段使いにはそれほど大きなバッグは必要ないと感じていました。しかしこのフレームの構造があまりにも素晴らしいので、何とか使おうとすると、このフレームサイズではバッグの左右は420mm以上必要となってしまいます。これはブロンプトンには大き過ぎます。何とかならないかと考えた結果辿り着いたのが、本体のサイズはそのままで、フラップ左右のサイズを通常設計より約40mm小さくして、視角的に小さく見せるようなデザインにする事でした。更にバッグ本体左右に角度を付け、内側に絞る立体構造にする事で、開口部の余った部分がフラップの左右から出るのを防ぎ、蓋を閉めた時にコンパクトでバランス良く見えるようにしました。この事により立体的に創るという基本構造が完成しました。このサイズのバッグでの40mmのサイズ差は視覚的に大きな意味を持ちます。40mmという数字的な事だけでは無くて、仮に40mm大きければ、視覚的にはサイズ以上に大きく感じてしまいます。バッグを正面から見た場合、このフレームではどうしても横長に見えてしまいます。ブロンプトンに取り付けた時にバランス良く見せるためにバッグの底面にベルクロを2箇所取り付けました。ブロンプトンに取り付けてバッグの底をベルクロで少しブロンプトン側に引いて止めることで、バッグの丸みを保ち少し縦長になり、バランス良く見えるようになります。バッグを含め、カスタムパーツは付いていればいいという事ではないと思っています。ハーレーやSR、ドゥカティやCB750などのカスタムをやっていて、アルミ削り出しやバフの輝き、そんなパーツの魅力に取り付かれてしまったりします。また、レッドやブルーのアルマイトにグッときたりします。機能にはな何ら関係ない事です。機能には関係なくてもバフやアルマイトの輝きに大きな意味や魅力が有るんです...。バッグも同じだと思います。※説明用画像やカートの画像に使用しているブロンプトンのフロントキャリアブロックに取り付けできる専用のキャリアフレームは付属しておりません。専用フレームは別途お買い求め下さい。